Truyện 04
昔の音楽家のかみは、どうして長くて、くるくるしているの?
昔のヨーロッパの音楽家は、変わったかみ形をしています。学校の音楽室や音楽の教科書などで、見てみましょぅ。 バッハは、頭全体のかみを、くるくるとまいています。モーツァルトは、耳の上のあたりのかみを、くるりとまいています。 どうして、そのようなかみ形をしているのでしょう。 実 は、バッハやモーツァルトはかつらをかぶっているのです。ヨーロッパでは昔、くるくるとカールしたかみ形のかつらが、男の人の正裝たったのです。正装というのは、正式な服装ということです。 始まりは、今から四百年ほど前の一六一〇年にフランス国王になった、ルイ十三世す。ルイ十三世は、二十二歲のころに病気にかかって、かみがぬけてしまいました。今でいう、ストレスの病気だったようです。そこで、うすくなったかみの毛をかくすために、かつらをかぶりはじめました。 次に国王になったルイ十三世の子どもの、ルイ十四世も、かつらをかぶリました。ルイ十四世は、身長が約百六十センチ。背が低いことを、気にしていました。だから、少しでも背を高く見せようとして、かみ全体をくるくるとまいて、頭のてっぺんをもりあげた、かつらを使うようになりました。貴族たちはそのかつらを見て、「はなやかで、おしゃれだ」と思いました。そして、みんなでまねを始めました。 やがて、かつらはヨーロッパのほかの国にも広まって、身分の高い男の人たちの正装になったのです。当時のかつらはとても高価だったので、立派なかつらをかぶることが、地位、権力、富などを表すことにもなっていました。 バッハやモーツァルトは、ちょうどそのころに、国王や貴族のやしきによばれて演奏会などをおこなっていた音楽家です。音楽家たちも、国王や貴族に会うときは、かつらをかぶって、正装をしていました。音楽の教科書にのっている絵は、そのすがたをえがいたものなのです。 でも、中には、かみが短い音楽家もいます。 一七八九年フランスで革命が起こると、国王はたおされて、貴族たちの力は失われました。それとともに、高価でぜいたくなかつらも、使われなくなりました。だから、それより前の音楽家であるバッハやモーツァルトはかつらをかぶっていますか、それよりあとの、シューベルト、ショパン、メンデルスゾーンなどは、かつらをかぶっていないのです。 ほとんどの国で、かつらをかぶる習慣はなくなってしまいましたが、イギリスには今でも残っています。国会の議長と、裁判所の裁判官と弁護士は、正装をするときには、かつらをかぶることになっています。 かつらは、強い力を持っていることの印だ、という考えがまだ続いている |
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