Truyện 42
マグロは、泳いでいないと死んでしまうって、ほんとう? ほんとうです。その理由は、マグロの呼吸方法が、ふつうの魚とは、ちがっているためです。魚は、水中にとけている酸素を、頭のつけ根にあるえらを通して体内にとりこみ、呼吸をしています。えらを通る水は、ロから入れてえらぶたから出すのですが、その水流はふつう、ロとえらぶたを、かわるがわる開けしめすることによって、起こしています。ロとえらぶたを、ポンプのように使っているというわけです。ところが、マグロのえらぶたはかたく、かんたんには動かせません。そこでマグロは、ロもえらぶたも開けたまま、勢いよく泳ぐことで、ロの中に入ってきた水を、えらへと送っています。泳ぐのをやめると呼吸も止まり、生きていくことができません。ねているときも、スピードを落としてからだを休めていますが、泳ぎつづけています。マグロの泳ぐ速さは、時速三十キロから六そうです。マグロが、それほど速く泳ぐ理由は、魚を見つけ、つかまえるためだと考えられています。マグロは、広い海を泳ぎまわる回遊魚ですが、陸地からはなれた外洋では、陸地に近い海に比べて、魚があまりいません。そこでマグロは、少ない魚をさがすためや、見つけた魚を確実につかまえるために、速く泳ぐのです。そのためマグロのからだは、「紡錘形」という、水の中を進むのに最も適した形をしています。からだには、胸びれや腹びれをおさめるためのみぞもあり、水のていこうを受けずに、尾びれの力だけで前に進むことかできます。また、魚には肉の白いものと赤いものがいますが、マグロは赤い筋肉を持つ赤身の魚です。白い筋肉は短い距離をしゅん間的に泳ぐのに適し、赤い筋肉は長い距離を長い時間泳ぐのに適しています。長い距離を泳ぐためには、酸素をたくさん必要とします。ロを開けたまま泳ぐというマグロの呼吸方法は、酸素をたっぷりとからだにとりこむのに適しているのです。マグロは、日本では、たくさん食べられています。けれどもとりすぎると、マクロがいなくなるおそれがあることから、たまごから育てる養しょくもおこなわれています。和歌山県東牟婁郡串本町では一九七〇年から研究が始まり、ニ〇〇ニ年、クロマグロの養しょくにようやく成功しました。今では九州や沖縄などでもおこなわれています。 |
BÌNH LUẬN DÀNH CHO THÀNH VIÊN
Vui lòng đăng nhập để sử dụng chức năng này
Xem tiếp Comment (admin Only)
BÌNH LUẬN THÔNG QUA TÀI KHOẢN FACEBOOK
Chú ý: Khi cần liên hệ hỏi đáp với ban quản trị, bạn không dùng comment facebook mà hỏi đáp thông qua Bình luận bên trên.