Truyện 44
カンガルーは、どうして赤ちやんをポケットで育てるの? カンガルーは、オーストラリアや、その周辺の島じまにすむ「有袋類」という動物のなかまです。有袋類には、中におっぱいのあるポケットのようなふくろがあるという特ちょうがあります。有袋類には、ポケットで子育てをすることにつながる、大きな特ちょうがあります。それは、お母さんのからだの中の「子宮」というところにあります。子宮は、生まれる前の赤ちゃんを育てるところです。ふつうの動物では、子宮には「胎盤」というものができるのですが、カンガルーなどの有袋類には、胎盤ができないのです。人間のお母さんのからだの中にいる、生まれる前の赤ちゃんを「胎児」といいます。胎盤は、お母さんと胎児を結ぶ役割をしています。胎児が大きくなるための栄養は、胎盤からつながる「へその緒」という管を通って、胎児のからだに運ばれます。胎盤があれば、胎児はお母さんのおなかの中で、ゆっくりと育つことができます。ちなみに人間は、約九か月かけて生まれてきます。この期間は、からだの大きな動物ほど長く、ゾウは約二十一か月、ニ年近くもかかります。いっぽう、イヌやネコでは約一か月、ウサギは約一か月、からだの小さなハツカネズミは、わずか十九日で赤ちゃんが生まれてきます。ところが、カンガルーの子宮には胎盤ができないため、也児はお母さんのおなかの中で、ゆっくりと育つわけにはゆきません。からだの大きさが人間ほどもあるカンガルーですが、赤ちやんは、だいたい一か月で生まれてきます。大きさも一〜ニセンチと小さく、胎盤のある動物の赤ちゃんに比べると、じゅうぶんに育っていません。そこで有袋類では、生まれてきた赤ちゃんを、大きくなるまで育てるためのポケットができました。生まれたばかりのカンガル—の赤ちゃんは、ポケッ卜の中にあるお母さんのおっぱいまで、はっていって、すいつきます。カンガルーのおっぱいは細長く、赤ちゃんのロのおくまで入るので、すいつくと、落ちる心配はありません。ポケットは、入りロがのびちぢみして、赤ちゃんが落ちにくいようになっています。また赤ちゃんは、ポケットの中でふんやおしっこもしますが、お母さんが、きれいになめてそうじをしてくれます。カンガルーの赤ちゃんは、そうして八か月ほどをお母さんのポケットの中で過ごして大きくなります。 |
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